目標設定

 英語Ⅱの音読テストからスタート。このクラスで発見した意外な語はletterとlaterだった。明確に区別して練習させなかったので、音読テストで初めて指摘された生徒が何人もいた。alsoとかtaughtなんかはあらかじめ警告を出せたんだけど、これは気づかなかったなぁ。

 英語Ⅰは2クラス共に音読テストの続きとテスト対策ノートのチェック。残りの時間で、試験に出題される暗唱文のチェックをペアでやらせた。練習の前に各ペアで目標を設定させることにした。「〜行ずつ見ないで言えるようにする」とか「ヘルプを〜回まで出せる」とか「音読テストの用紙を使って言えたらOK」などいろいろな目標ができた。あまり時間をあげられなかったが、家での練習に向けた前振りとして機能してくれたと思う。

放課後は数名の生徒を対象に居残り学習会。とにかく合格点を目指して頑張りました。

勉強する準備

 英語Ⅰ特別編成パートの音読テストを全員終わらせ、テスト対策ノートの提出とプリントチェックへ。案の定、プリントが不足していたり答えが書き込まれていなかったりした生徒を発見できた。テスト勉強ができるよう、必要な物が揃っている状態にするぐらいは私の役割の範囲内かな。

 英語Ⅱは音読テストを全員受け終わったところで時間切れ。ノートの提出は試験当日になるけど、このクラスの生徒については心配していない。試験に向けての準備をペース配分をしっかりしながらできるようになっている。さすが「辞書を持ってきている!」生徒たちですね。

試験勉強のやり方

 午前に4コマ連続の火曜日。でも今日は音読テストがメインの授業が2つあり、生徒は大変私はラクでした。今回の音読テストはこれまでより若干難易度を上げているので、なかなか最初の生徒が出てこなかった。本当は今日1日で終了させる予定だったが、とても無理だった。最後の授業も音読テストにあてることになったが、その分生徒たちは練習してこなければならなくなる。テストそのものよりも、それに向けての練習が大事なのだからこれで良かったのかもしれない。実際のテストではハードルの低い箇所をそれとなく選んで読ませているので、生徒は事前にたくさん練習し、そしてテストに無事合格して達成感を感じることができるような仕掛けにしてある。

 次の2コマは進学クラスの英語表現I。試験範囲を終わらせたところで試験対策について。全員履修の英語では試験勉強のリストを与えているが、進学クラスの彼らには自分の勉強方法を考えてもらうことにした。リストをどんどん埋められる生徒もいれば、全くペンが動かない生徒もいる。試験勉強を全くしたことがない生徒もいるかもしれないし、自分がやっていることを言語化するのが難しい生徒もいるのかもしれない。クラス全体で試験勉強のやり方についてアイディアを出し合わせることにした。私にとって当たり前のことでも、そうとは限らない。

Leadershipとspeech

 英語Ⅰは3クラス共に音読テストの日。読めない単語があるとパートナーが呼び出されるとあって、事前のペア練習ではとても気合いが入っている。パートナーに助けてもらえると考えて、逆に気が楽になっている生徒もいる。今のところこの方法で問題が発生していないのは、この学校の生徒がとても優しくて素直だからなんだろうなぁ。今日も楽しくテストを終えることができました。

 英語Ⅱは教科書本文をようやく読み終えたので、付属のワークブックを使った授業。月曜日に授業がある3単位の科目なので、かなりキツイスケジュールだったけど、なんとかテスト前の音読テストもできそうだ。やっぱりテスト前にこれをやらないと盛り上がらないなぁ。

 先週末には県の英語暗唱弁論大会に2名の生徒が出場してきた。この県で教員になってもう15年になるが、今年初めて県の大会に引率した。こんな高校生もいるのか、と驚かされる発表もあり、まだまだ私の知っていることって限られているんだなぁと実感した。弁論については、やっぱりリーダーシップが感じられるAttitudeを持っていて、その上外国に関わる経験を持っている生徒が入賞していた。もはや英語の力だけでは太刀打ちできない世界だなと思った。また暗唱の部では、ほとんど一人芝居じゃないかと思わされる発表をした生徒が優勝していて、ジェスチャーをなるべく入れないことにした私たちの生徒とは全く違っていた。審査員の考えによって、この辺は違ってくるので一概に言えないのが苦しいところ。今後の指導について考えさせられました。

 昨日はOxford出版のセミナーに参加してきた。Nina Spadaの話が聞けたのがとてもよかった。今回の彼女の話は英語学習を始める時期についてで、これまでの様々な研究結果が「学校での早期教育は意味がない」ことを示しているそうだ。日本に限らず世界中で学校での英語教育を早めようとする動きがあるそうで、専門家としてアドバイスを求めらることもあるけれど、数ヶ月後には早期教育が決定してしまっていることも多いみたい。この動きは止められないのだろうから、高校でできることを粛々と進めるのみですね。

日本語の語彙力

 昨日よりは随分と体調も回復してきた。試験も近づいているので体調管理をちゃんとして授業を大切にしなくちゃ。

 英語Ⅱは多くの生徒が他校との交流会に参加しているため、ちょっと閑散とした雰囲気で始まった。試験範囲を進めることになってしまって申し訳ない。質問の時間はちゃんと確保します。今日の内容は教科書本文の最後のパートを読めるように練習して、内容理解の英問に答えるというもの。来週にせまった音読テストが気になるのか、いつも以上に音読練習に気合いが入っていた。音読テストでは、読めない語があるとパートナーが呼び出されるルールなので、すでにパートナーに謝っていた生徒もいたけど。これで物語全部を読み終わったので、最後の10分で主人公がどんな人だと感じたか、そう思った根拠を示して英語で答えるという課題に挑戦させた。「すごい人」という言葉が最初に出たので、より具体的な形容詞を考えさせた。これもペアで答えることにしたので、自然と話し合いが始まりとてもいい雰囲気だった。みんなの前で言いにくいことも、二人で考えた内容なら楽しそうに答えてくれる。本当は一人でもしっかり意見や考えが言えるように指導するべきなのかもしれないけど。

 英語Ⅰは2クラス共にプレゼンテーションの原稿完成とテスト対策のノート作り。原稿を頑張って英語で書いてきた生徒も多く、かえって意味がよく分からないことがあった。今回一番よく登場したよく分からない表現はthe characters are individual.という文だった。確かに英和をひくと個性的な=individual, originalと載っている。uniqueが載っていないのが不思議だった。単語を羅列した原稿もあって、その場合は書いた本人に翻訳をお願いした。試験明けにリハーサルをして、クラス内発表をしてもらう予定だ。

絶不調+辞書

 体調が最悪になってしまっててんてこ舞いの一日。皆さんに助けられました・・・・。昨日撮影に協力してもらったクラスで、見学に来た先生たちの感想を伝えた。「みんな辞書を持ってきていてすごい」って感想があったよ、と伝えたら笑いが漏れた。でもね、このクラスはほとんどの生徒が持ってきているけど、他のクラスはそうでもないんだよね。辞書を持ってこさせる、または使わせるための仕掛けがないと、辞書を引いたこともないまま卒業してしまうのが大半だ。いつでも辞書をひかなくてもいいけど、少なくとも使う練習はさせておきたい。LINEの翻訳じゃなくてね。

 放課後は英語暗唱大会に出る生徒のリクエストで視聴覚室を使った最終練習。私の風邪がうつらないように、体調を整えて本番に備えて下さい。ほんとゴメン。

撮影終了

 風邪で鼻とノドの調子がおかしかったが、授業撮影の日が来てしまった。声が出なくなるという最悪の状態は避けられたけど、鼻声っていうのは嫌だな。というか聞いている人の方が迷惑かも。でも今日のタイミングが一番撮影には適していたので、思い切って続行することにした。結果としては生徒もとても集中していたので、今日にして正解だった。私の変な声は編集で何とかしてもらいましょう。



 撮影した英語Ⅱの授業は、昨日決めたとおりに日本語を使う部分を入れた内容で行った。単語練習でウォームアップを行い、これまで読んだ内容を振り返る部分は英問英答で行った。新しいパートの読解では日本語を使ってしっかり内容を確認させ、最後にペアで音読練習をして終了となった。最後の活動ができなかったのが残念だけど、生徒がいつも通りに楽しく参加している様子が撮影できたのでよかったと思う。さて、学会ではどんな意見が出るでしょうか?

 もう一つの授業は英語Ⅰでマンガに関するプレゼンテーションの原稿書きで終わってしまった。それも英語にするのに時間がかかったのはなく、言いたいことを日本語で伝えるのに苦労していたからだ。確かに「なぜそのマンガが好きなのか」と問われると、簡単には答えが出てこないかもしれない。「おもしろいから」という答えから一歩進めるように何度も考えさせた。「そのマンガを読んだことがない人が読んでみたいと思ってもらえるような理由を考えよう。」と問いかけて今日は終了してしまった。今月中に実施することにしていた発表を時間の関係で試験明けに遅らせたのだが、本当に良かった。