Emma's Moving Speech

久しぶりの記事になります。本当に続けるのって大変ですね。


昨日はセミナーで講師を務めました。発表をされた私以外のお二人がビッグネームだったこともあり、90名ほどの先生方の前での発表ということになりました。私のことを知っている先生がどのくらいいるか手を挙げてもらいましたが、おそらく10名程度でした。つまり、この先生は何者?という状態で始まったということになります。ですが、みなさんとても協力的で、発表中何度も素晴らしい瞬間がありました。授業と同じで、前に立っている私と参加されている先生方全員で授業は作り上げるものだと実感しました。


さて、本題ですが、そのセミナー会場に向かう電車の中で、ずっと気になっていたフロリダのschool shootingの高校生によるスピーチを見ることができました。ニュースキャスターのa moving speechという紹介から始まったそれは、電車の中で何度も泣きそうになってしまう、とても素晴らしいものでした。その時から、このまま何もせずに2年生の授業を終えていいのかというモヤモヤした気持ちになりました。


そして今日、試験の返却と最終成績の算定作業という、気も時間も使う作業をしながら頭のどこかでレッスンプランを考えていました。彼女のスピーチは8分弱という長いものですし、使っている単語や表現も生徒になじみがないものが多いです。何よりアメリカの銃社会について、生徒がどのくらいの知識を持っているのかも分かりません。実は明日以降の授業ではやる内容が決められているので、最後の授業は明日なのです。何度もあきらめようかと思いました。でも大学入試という言葉しか聞こえてこないようになってしまった生徒に、今この授業をしなければもうチャンスはないかもしれません。


ようやく明日の授業の準備ができました。You can make a difference. その言葉が彼らの胸に残るよう、明日は頑張ってみようと思います。