Leadershipとspeech

 英語Ⅰは3クラス共に音読テストの日。読めない単語があるとパートナーが呼び出されるとあって、事前のペア練習ではとても気合いが入っている。パートナーに助けてもらえると考えて、逆に気が楽になっている生徒もいる。今のところこの方法で問題が発生していないのは、この学校の生徒がとても優しくて素直だからなんだろうなぁ。今日も楽しくテストを終えることができました。

 英語Ⅱは教科書本文をようやく読み終えたので、付属のワークブックを使った授業。月曜日に授業がある3単位の科目なので、かなりキツイスケジュールだったけど、なんとかテスト前の音読テストもできそうだ。やっぱりテスト前にこれをやらないと盛り上がらないなぁ。

 先週末には県の英語暗唱弁論大会に2名の生徒が出場してきた。この県で教員になってもう15年になるが、今年初めて県の大会に引率した。こんな高校生もいるのか、と驚かされる発表もあり、まだまだ私の知っていることって限られているんだなぁと実感した。弁論については、やっぱりリーダーシップが感じられるAttitudeを持っていて、その上外国に関わる経験を持っている生徒が入賞していた。もはや英語の力だけでは太刀打ちできない世界だなと思った。また暗唱の部では、ほとんど一人芝居じゃないかと思わされる発表をした生徒が優勝していて、ジェスチャーをなるべく入れないことにした私たちの生徒とは全く違っていた。審査員の考えによって、この辺は違ってくるので一概に言えないのが苦しいところ。今後の指導について考えさせられました。

 昨日はOxford出版のセミナーに参加してきた。Nina Spadaの話が聞けたのがとてもよかった。今回の彼女の話は英語学習を始める時期についてで、これまでの様々な研究結果が「学校での早期教育は意味がない」ことを示しているそうだ。日本に限らず世界中で学校での英語教育を早めようとする動きがあるそうで、専門家としてアドバイスを求めらることもあるけれど、数ヶ月後には早期教育が決定してしまっていることも多いみたい。この動きは止められないのだろうから、高校でできることを粛々と進めるのみですね。