母語でも

 英語Ⅰ特別編成パートは、教科書本文の最後のパートを終わらせた。でもリスニング問題で正答率が低かったのが心残りだ。trueの文も取り違えている様子なのだけれど、どうにかして彼らの思考を聞き出したい。「何となく」という答え以外を引き出すにはどうしたらいいのかな。

 英語Ⅱは模試の事前課題を使った特別レッスン。ペアで発音させたり、定型表現を暗記させて競争させたり、場面を考えて言わせてみたり、あの手この手で集中させた。午後になって気温も上がり、さらに前の時間がしんどい授業だったこともあり、寝かせないためにこちらも一生懸命だった。

 今日は、空き時間に国語の研究授業を見学させてもらった。評論文の読解を扱った内容だったので、英語の授業にも通じるものがあった。キーワードを見つけさせたり、比喩的な表現を具体例であげさせたりしていた。見学者が多かったこともあり、生徒からの発言は少なかったので、どちらかというと先生が話をまとめて生徒はノートを取るという流れだった。生徒自身が考えを深めてある地点に到達するような授業展開って母語でもむずかしいってことを思い知らされた1時間だった。この部分を「英語のみで」行うことの非現実さを、みんなはどう思っているのだろうか。