「分かったつもり」?

 英語Ⅰ特別編成パートは教科書パート1の続きで、音読練習からスタート。奇数問題は一つ席を移動してもらって3人が横並びになるようにしてみた。3人になると端と端の生徒があまり声が届かないので学習効果としては避けたいところだけれど、前後よりは声がかけやすいかなと思っている。まだ予断は許さないかな。

 英語Ⅰ普通クラスは2クラスともやっと新しいレッスンに入った。まず新出語の練習をしてから内容の導入を英語でさらっと行い、パート1を聞かせて概要をとらせてみた。新出語をやった後なので、少し足がかりがある状態で聞かせた。「聞いて分かった内容を日本語で言えたらポイント」ということで発言させると、割と積極的に手を挙げてくれた。聞こえた内容を適当につなげているケースもあったので、私としては興味深かった。読解プリントを使って詳しく英文を読んだところで時間切れ。

 今日の英語Ⅱでは意外な発見があった。発端は私が読解プリントを間違えて持ってきたことだった。正しいプリントを持って戻ってくるまでの時間に、教科書の白文だけで内容を取る活動を急遽入れた。せっかくだから読み取った内容を答えてもらうことにしたら、意味を取り違えて理解している箇所をいくつも見つけることができた。例えばboatという単語。実際は漁船なのだが、「ボート」と理解していてイメージが全く違っていた。またwent fishingの部分も「釣りに行った」と解釈していたが、実際は「漁に出かけた」が正しい内容なので随分違っていた。英語だけで授業をしていたら、こういうのってスルーされちゃうんじゃないかな・・・・。何となくの解釈が原因で内容がずれていくことってあるわけで、それに気づく機会は必要だと思う。英語だけでやるとなると、そこのところはどうなるだろうか。

 放課後はかなり冷え込む中、英語暗唱大会に出る生徒への最後の指導を3時間行った。練習は夏休み前から始まったが、なんだかあっという間だったなぁ。ここまで来たらとにかく風邪を引かないように気をつけてほしい、と冷え冷えとした廊下で練習している生徒を見て思いました。