英語で授業をするためには

 1コマ目のT.T.からスタート。Whenなどを使って節を作るという内容で、担当から頂いた原案ではいきなり文法の説明から始まることになっていた。contextなしで説明から入るのは、日本人の文法授業でも避ける傾向があるくらいだから、少しだけアレンジさせてもらうことにして、ALTに実際に起きた事件から始めさせてもらった。どちらの方がいいのかは分からないけど、少なくとも生徒が興味を持ったところで授業が始まったので、まあ良かったのかな。


 
 もう一つの英語Ⅱは教科書のパート3に入った。しかし40分授業では中途半端なところまでしかたどり着けず、さらには英語を使ったやりとりなどしている余裕がなくなってしまう。「英語での授業」には、少なくとも余裕のある授業計画が不可欠だと痛感した。

 空き時間を使ってALTと件のスピーチ原稿について議論する。聞けば、「つなぎが無くて展開が急だ」と私が思った部分は意図的にそのままにしているとのこと。あまり丁寧な論理展開だとclumsyに感じるって。もっと自然に段落がつながるように生徒に書き直しをさせようかと思っていたのだが、彼の言う「パンチのある」展開というのも一理あるのかもしれない。生徒の原稿を活かす。簡単なことじゃないなぁ。

 放課後は英語暗唱コンテストに出る生徒たちの発音指導。毎年必ず出てくる課題が、主語に強勢を置きすぎることだ。今日もその指導にほとんどの時間を費やしたが、これって普段の授業の音読指導で扱っていないからじゃないかな。すらすら読めること、を一番の目標にするので精一杯の状況だけど、なんとかできたらいいなぁと思う。やっぱり「授業計画」にかかっているんだ。