自信を持てるように

 今日から三者懇談のため10分短縮。進度も気になってくる状態で結構焦りが出てくる。他の先生も同じ様子だったので、私が担当している試験に関して、早めに試験に該当する範囲を指定することにした。時間が限られている中であれもこれもやって、結局定着までたどり着けずに試験をすることになったら、生徒の英語力を付けるという趣旨からは外れてしまう。教科書をすべてやるのではなく、身につけて欲しいところを絞って扱うことで、試験に向けて力がつく勉強をしてくれるんじゃないかな。授業の進め方やワークシートは指定しないけど、軽重に関して方向性を出すのはお互いにとって意味があると思う。

 英語Ⅰ1クラス目は暗唱テストについての説明と練習及び過去形の復習を兼ねたゲーム。超少人数で行っているので、教室内に声が響き、それが気になってリピートの声が小さくなるという現象が生まれている。彼らの気持ちも分かるけど、「みんながきちんと言えてるかどうか分かると、先生たちも上手にフォローできる。だから聞こえるようにリピートしてほしい」と伝えながら音読練習をさせた。こちらの投げかけに応えてくれる生徒たちでうれしい。

 英語Ⅰ2クラス目は教科書パート1の続き。本文の内容を軽く復習してから音読練習をさせ、英問英答に挑戦させてパート1終了となった。教科書に載っている自己表現活動が「英語を学ぶ理由を言う」ものだったが、簡単に答えられるものじゃないよね。通り一遍の答えではない意見が出るように工夫してからやってもらおうかな。残りの時間で並べかえ問題を扱ったが、これがまた難しすぎて大変・・・・。たぶん教科書の本文を書いた人と問題を作っている人が違うんじゃないかなぁ。レベルが違い過ぎる。教科書選定ってここまで見ないといけないの???

 英語ⅡのALTとの授業を終えて、次は国語の授業を参観させて頂いた。かねてから、読んだ英文を元に議論したりお互いの考えを交換したりする授業のあり方を模索していた。今日の授業から、少なくとも生徒は議論などが自分たちに必要なものであることを認識している様子が分かった。意見が言いにくい雰囲気をどうするか、生徒から意見を引き出すにはどうするべきか、(それも英語で!)やってみるしかないか。

 英語Ⅰ3クラス目も教科書パート1の続き。一度読んだ内容を使って英語で質問をしてみた。事実のみの質問だったけど、完全に英語のみだったにも関わらず、英語の問を理解し発言できたことに嬉しい表情を見せた生徒もいた。自信をつけるためにも、こういう活動が必要なんだな。