エピソード記憶

 今日は指導主事訪問もあり大忙しの一日だった。6月に入ってちょっと新鮮味が薄れたようで、1年生も忘れ物をする生徒がちらほら・・・。それに対応しているうちに2分、3分と時間が押してくる。みんなのためにも忘れ物が無いように気をつけようと思ってくれるといいんだけど。

 今日の授業は、今週予定されている英単語テストに向けてペアで問題を出し合う活動からスタート。難しい問題だけ出題するよう伝え、さらに答えられない場合はヒントやジェスチャ−を使って助けることも徹底させた。記憶はエピソードと一緒だと忘れにくいという話をして、難しい語は印象強くなるように努力してもらう。これは問題を出す方にとってもエピソードが伴うので、お互いにとって覚えやすくなるかなと思っている。

 今日の英語Ⅰは3クラスとも単語練習のあと、いよいよ本文を読む活動に入った。教科書の白文を使った概要把握の英問から始めたが、二人で相談できることもあって、よく手が挙がっていた。プリントを使った詳細読みでも積極的に挑戦する態度が見られたので、パートナーがいることで心理的な負荷が下がるのかなと思った。特別編成パートの生徒も発言に関しては臆すること無く取り組んでくれたのでホッとしている。でも本文の音読になると途端に違いがはっきりした。読めない単語の数がとにかく多いので、なかなか進まない。また、ペアで助け合うにしても二人とも読めないことが多く、それで止まってしまう。そうか、特別編成パートではここで時間をしっかり取ってあげないといけないんだな。不利にならない程度に普通パートとは授業内容において軽重を変えないといけないかも。あ、それから心配していたペアが何故か仲直りしていて、今日はとてもいい感じに活動していた。よかったー!

 英語Ⅱはチャイムが鳴っても前の時間の板書を消さない生徒たちに一言話してからスタートとなり、ちょっと重苦しい雰囲気。でもペアで単語をやり始めるといつもの調子に戻ってくれた。パート1の内容理解2時間目となり、英問英答や文法のまとめをして終了。

 今日の指導主事訪問では、can-doのこととか(っていうかいつもこればっかり!)話があったけど、今頭の中をグルグル回っているのは、自己表現活動についてだ。「やっぱり自分の言いたいことを英語で言うのは生徒にとって楽しいですよね。」という言葉があったけど、それって私の授業で最もやっていないことだ。「目の前の英文をしっかり理解して正しく読み、さらにその内容を人に伝える。」ことが私が大切にしている目標なんだけど、それだけではダメってことか・・・・。もう少し考えないと・・・。