Pair Recitation

 本日、英語IIからスタート。昨日のペアサマリーにまだ合格していない数ペアをチェックしてテスト対策の時間とした。ほとんどの生徒がノートを終了していたので、他の勉強をするように伝えた。見て回るといろいろと発見がある。英語なんてかわいいくらいの超暗記科目があったり、6月に検定試験があるのでその勉強とダブルになっている生徒もいた。生徒の実情を知らないと、課題も簡単には出せないよな。

 次のコマはもうひとつの英IIのクラス。昨日の反省を活かしてペアサマリーのやり方を変えることにした。まずは名称から。実際に行っているのはRetellingではなくRecitationであることに気づいた。生徒が一字一句まで忠実に英語を再現している様子は、まぎれもなくRecitationだろう。できれば自分の言葉でRetellingしてほしいところだが、それはまだまだ先のお話。まずは目の前の英文をしっかり言えるようになることが必要かな。ということで、Pair Recitationという名前に変更した。次にチェックの方法をペア同士でチェックすることにして、「私が全員分を確認すると時間がかかる」という問題点を解決することにした。そしてチェックする内容も、かかった時間の計測およびヘルプをもらった語のメモをさせることにした。さらに2回挑戦させることにして、1回目よりも改善が見られた場合を合格とした。つまり1秒でも短く終えることができたり、1語でも少ないヘルプで終えることができれば、完璧からほど遠くても合格になる。

 そして実際に生徒にやらせてみたところ、また新たな課題が見つかってしまった。うまくヘルプが出せずに止まってしまうペアがいる場合、どうしようもなくなってしまうことだ。今のところ、3分という時間制限を設けようかと考えている。または前日に課題を配布しておいて、心配な生徒は練習できるようにしておくのも手かなと思う。初回だからうまくいかないこともあると思うので、生徒の様子を見ながら微調整して、全員が達成感を持つことができる活動にしていきたい。