使ってみて

 英語Ⅰ特別編成パートはALTとの授業で、ALTの自己紹介を理解することをメインとした授業をした。ALTは話しすぎることが多いので、自己紹介の時に生徒が聞くべきポイントを絞るべきだと考えた。そこで、自己紹介の情報の中からいくつか質問を作ってもらうことにした。そして同じ質問を使って、授業の冒頭で生徒同士でインタビューしあう活動を入れた。そのことで、聞くべき質問もしっかり理解できるし、さらに答えもある程度予測しやすくなるので、英語の発表を聞く負荷が下がる。授業の最後に、ALTから写真を見せながら再度自己紹介をしてもらう流れにした。

 そんな流れでレッスンを作ったのだが、今日の生徒たちは自分自身の答えを書くのに苦労してしまい、最後までたどり着けなかった。でも、特別編成パートの生徒たちがほぼ英語のみの授業にちゃんとついてこられたので、嬉しかった。

 英語Ⅰ2クラス目は一般動詞過去形の否定文疑問文ドリル。いつも通り、宿題として解いてきてもらったものをパートナーと見せ合って間違いを見つける作業から始め、意味順プリントを使って口頭英作文に挑戦してもらってゴールとした。生徒はかなり意味順プリントの活動に慣れてきていて、どちらかと言えば飽きてきている雰囲気もある。試験明けから教科書の読みに入るので、いい頃合いかな。

 今日の英語Ⅱは、週末にある全員対象の実力診断模試の事前課題を使った授業。前もって丸つけまで終えた課題を使って、重要ポイントの解説をメモさせたりペアで練習してもらったり暗記してもらったりして終了した。模試に対する強い動機がない生徒たちなので、模試の前に一生懸命覚えることは考えにくい。それでも一度声に出したりして使ったものならば、もしかして記憶に残ってくれるかなと期待している。

 最後の授業は英語Ⅰで、こちらもやはり一般動詞過去形の否定文疑問文ドリル。教室でできることは弱点を洗い出すことと使ってみる体験をしてもらうことだけです。本当に定着させるには個人個人の取り組みが不可欠。少なくとも水飲み場には連れて行かなくちゃ、教師の意味がないよね。