単語帳を使った活動の意義

雨の降る3月並みの寒さのなか、通学指導の立ち番からスタート。



 1つめの授業は英語IIの新出語をメインにした授業から。宿題の確認と単語帳を使った活動を終えて、全員で新出語を読めるように確認していく。全部の語を3パートに分けて、発音の確認→ペアで練習→気になる発音が聞こえたら、クラス全体でもう一度確認する、という流れで行った。ペアで練習させると間違った発音のまま練習する生徒が出てしまう、という意見も聞くが、ここで100%完璧にしなくてもいいかなと思っている。本文を読んでいく活動の中で再度発音を確認できるし、最終的には音読テストで一人ずつの発音を確認できる。私のあとに続いて発音したところで、ちゃんと発音できていると思い込んでいる生徒は自分で間違いに気づかないほうが多い。パートナーの発音を聞いて気づいたり、音読テストで指摘されたりすることで、より気づいてくれるかなと思う。(経験則だけど・・)とにかく1度ですべてをやろうと思わないようにして、いくつかの活動を重ねていくようにしている。あー、それでも単語の確認で授業が終わってしまった。授業の冒頭で行っているfやthの発音練習や単語帳を使った活動の意義を説明したりしているので、とにかく時間がかかっている。慣れてくれるまでは仕方がないか。


 ということで今日のすべての授業で行ったのがfとthの発音と単語帳の活動についての説明。今日はペアで問題を出し合う(A:英単語を言う B:意味を答える)という活動をする日で、生徒には次の4つの内容を伝えた。

1.正しく発音しないと答えられないので、問題を出す人は気をつけましょう。

2.パートナーが意味が言えなかった場合は、必ず答えを教えて下さい。「何だっけ・・・」と悩んだ後に答えを言ってもらうと「あぁ、そうか!」という感覚になり、それが記憶を助けてくれます。

3.制限時間内で範囲の単語を全部問うようにペース配分を考えながら問題を出して下さい。あまり長く答えを待ちすぎないようにしましょう。このことで、単語を聞いてすぐに反応するクイックレスポンスができるようになります。

4.ここで答えられなかった単語は、自分が覚えにくい単語です。今週末の宿題は各自で単語をノートに練習してくることですが、「あ、これ答えられなかった単語だ」とか「パートナーに面白いヒントをもらって思い出した単語だ」なんて、活動のことを思い出しながら練習すると記憶の定着がより進みます。


 生徒の納得の表情を確認してから、ペアで問題を出し合う活動を始めてもらった。何のために問題を出し合っているのか理解すれば、より活動の有効性が高まってくれるかなと考えている。そしてこういう説明は日本語でしないと意味がないと思うんだよね。最初から英語のみで教えていたら、こういうことはどうするのかな・・・。


 1年生の授業で意味順プリントを始めた、けどそのことは来週にでも振り返ろうかな。

 来週からALTとのT.T.が始まる。3月からレッスンプランの作成、教具の準備、そして授業のリハーサルまで行ってきた。今年こそ、本校のALTが生徒とより多く関わってくれることを期待している。