Review 2013 試験前

試験前



 今年も音読テストを実施した。去年より授業内での音読練習に時間をかけられたので、音読テスト前の練習に時間がそんなにかからなかった。やり方はいわゆる穴埋め音読の形式で、あらかじめテストで使うのと同じプリントを配布しておく。(あ、今思ったけど、全く新しいテスト問題プリントを作って、それをテスト本番で読ませてみてもいいかも。来年やってみようかな。)テストでは読んでもらう部分を私がその場で指定し、空欄に正しい語を入れ、さらにすべての語を正しく発音できたら合格になる。こうすると生徒はレッスンすべての練習をしなければならないけど、テスト自体は1人1分少々で終了することができる。どうしても読めなくて止まってしまう生徒には、私からヒントを出して自力で読む訓練をさせるが、それでもダメな時は「友だちに聞ける券」を使って聞いてこさせる。そうすると、その生徒もまわりの生徒もその語に対する印象が強く残る。音読テスト自体は授業の音読練習の目標・目的として意味があるが、実はそれ以上にテストに臨むまでの練習で生徒たちは英文の復習や取り込みをしているのではないかと考えている。だから、あまり不合格を出すような指導ではなく、この活動を通して英文を取り込めるような働きかけをしている。生徒一人一人と1分という短い時間だけど向き合うことができる、ということも私と生徒との関係作りにおいてとても役立ってくれていることも付け加えておきたい。