Retelling

 Reading は3年最後の授業となった。いつも通り単語テストを実施し、テスト範囲の単語を全員で発音練習をした。その後、今日のメインイベントとして、テスト範囲のレッスンを使ったペアリテリングを実施した。これまで授業でもまとめとして行ってきたものだが、最終関門としてビデオ撮りをしながら実施することにした。



 今日のルールは、準備ができたペアから自主的に手を挙げて別室で試験を受ける。まずカードを引いてあたりを引いた生徒がリテリングをし、パートナーは本文を見ながら適宜助け船を出す。どちらがリテリングをするか分からないので、二人ともリテリングとヘルプの練習をすることになる。リテリングは2分以上続けられないと不合格になるので、あっさりとしたサマリーだと不合格になる。そこまでセッティングすると、全員の生徒がとにかく一生懸命練習を始める。助け合う練習も必要なので、高校最後のリーディング授業となった今日も、パートナーと上手に練習していた。本番はほぼすべてのペアが一発合格。ヘルプの生徒も上手に助けることができていた。パートナーが言っている英語が分からないと助け船も出せないので、ある意味リスニングのトレーニングにもなっていた。



 ひとつだけ残念だったことは生徒の発音だ。いつもはかなり気をつけた発音をしている生徒も、今日は英文を発することに意識が向いていたからか、合格とは言えない発音になっていた。あと1時間あれば発音も意識したリテリングが聞けたと思うと、私の見通しの悪さが悔やまれる。先週のプレゼンテーションではいい発音だっただけにね。とにかくみんなありがとう。生徒たちのポテンシャルを感じた1年間でした。ほんと、やればできるんだね。私がリミットを決めず、どんどん挑戦させることが大切だと気づかされました。