できるようになろう

 英語Ⅰ1クラス目は、プリントのチェックを終えてから音読テストに向けてペアで音読練習をさせた。いきなり私の範読を聞かせるよりも、自分たちで読んでみて疑問点を洗い出させてから聞かせるようにしている。そうすると範読をより集中して聞くようになる。時間がかかる方法に見えるけど、中にはすべての語にフリガナを振らないと不安になる生徒もいる。そういう生徒が本当に必要な語だけにフリガナを振るようになるので、かえって時間がかからなくなる。ペアで練習したあとなので、全体での音読においても自然と声が出る。いい形で練習を終えることができた。


 英語Ⅰのもう一つのクラスは、さっきのクラスと比べて時間が1時間足りない。でも課題をやってこない生徒がとても多いクラスで、さらに時間がかかる。課題をやってこない生徒たちにも意味のある時間になるように考えるのは本当に大変だ。さらには、しっかり課題をやってきた生徒たちがヒマにならないようにしなければならない。試験明けに少し時間をとって、学習に対する態度について話をしてみようと思う。


 午後は英語Ⅱ。大雨が気になって落ち着かない様子だったが、まず単語学習の時間を2分とって、静かに取り組ませた。そうしてからペアで問題を出し合う活動をさせると、一気に集中するようになった。本当にしっかりペアワークをやってくれる生徒に感謝です。

 そして今日のメインイベントである、関係代名詞を使った文の並べかえ問題。日本語の文を使って記号付けをさせるところからスタート。最初は記号付けがうまくいかなかった生徒もパートナーに指摘されたり教えてもらったりしていくうちに、最後の10個目の文章では全員ができるようになった。それを使って次は単語の並べかえ。同じパターンを使っている問題を使って繰り返し挑戦をさせた。例を示し、1つめをやってみて、エラーから学び2つ目で克服。このパターンを繰り返しながらすべての問題に挑戦した。うれしいことにすべての生徒が最後の問題に正解して終わった。みんなちょっと嬉しそうな顔だった。最後に解き方のまとめを自分なりに書かせて終了。テストに向けてノートを作りながら、もう一度自力で挑戦してもらうことになっている。


 放課後はスピーチコンテストの校内選考。おかげさまで私のクラスから推薦した生徒がすべて学校代表の候補に残った。これからの指導を経て、最終的にスピーチコンテストに出場できるよう応援したい。