試験対策開始

 英語Ⅱ30人クラスは教科書の文法問題を扱った。前もって配布しておいたワークシートにはヒントを書いておいたので、自力である程度問題が解けている生徒も多かった。授業では分かりにくい問題をいくつかピックアップして扱うようにした。扱わなかった問題をどうするのか、という課題が残るが、答えを見るだけで理解できるものはあえてスキップすることにした。質問を受け付けるようにして対応しようと思っているが、質問してきたことはほとんどないのでこの方法が機能しているのかよく分からない。でも授業中問題の最初から最後まで全部答え合わせをするような展開にはしたくない。どうしたものか。と思っているうちにもう今年が終わっちゃうんだよね。


 英語Ⅱ20人クラスは試験範囲がすべて終了したので、今日は次の時間の音読テストに向けた練習の日にした。単語練習を使って声を出す準備をしたら、ペアで音読をさせて発音チェックをさせた。始める前に「みんながしっかり声を出して練習してくれると、グルグル回ってみている私がおかしな発音に気付くことができる。だからしっかり私にも聞こえるように音読練習してね。」と伝えておいた。早速パートナーと読みの練習を始めてくれた。興味深いことに、読めない語があってもすぐに私に聞くのではなく、これまで使ったワークシートを見返すなどして対応している。なんか「自分で学習できる体勢」って感じでした。それでも困った単語は全体で確認したが、consider, contributing, contributionなどが主に上がった単語だった。この20人のクラスはとても良い学習集団になってくれたなぁと実感した1時間だった。


 英語Ⅱ30人クラス再は比較のドリルプリントを使って応用表現の紹介&演習をした。このプリントを作ったときはあまり見えていなかったが、「定着させる」という観点で見ると出来が良くなかったと思う。定着というよりは覚えた表現の確認という感じで、複数の内容が点在している形になっている。そのため、あちこちに飛びながらやらせることになり生徒は目が回ったんじゃないかな。それでも一生懸命ついてきてくれたのは、宿題を減らしたい一心だろう。まぁ宿題なんかどうでもいいや、と考える集団ではないのが功を奏しているんだろうな。いずれにしても、定着活動が伴わなければ無駄になる内容なので「試験対策」と称して(釣って?)定着を図らせたい。


 英検クラスは単語テストの後、試験の内容と対策の仕方を説明した。そこで生徒にも話したのだが、試験のために勉強しているように見えるけれども、それが英語力をつけることになるような課題にしてある。「試験のための勉強」って悪くないと思う。試験のために勉強して、試験で良い点を取ってやる気が上がり、そしてそれが使える英語力になっているように気を付けることが大切かも。