達セミプチレポート

 英語ⅠはT.T.の予定だったのだが、朝出勤してきたALTが高熱で病院行きになり、彼にとって今季2度目のインフルエンザ罹患となりキャンセル。急遽1校時の生徒へ教室変更の連絡をし、授業内容を変更して臨んだ。すると今度は生徒20人中5名が欠席していて予定していたこともできないことが判明し、さらに予定変更。予習部分のドリルをペアで解かせることにした。でもこの変更のおかげで生徒の弱点が見つかったので、次の授業ではピンポイントで内容を絞ることができそうだ。


 先日地元で達セミが行われた。その内容を備忘録も兼ねて少し書いておこうと思う。


 いつもの通り谷口先生から英語にまつわる小ネタをいくつか教えていただく。ステーキの焼き方でblueというものがある、というお話があった。じゃあその理由は何なのか家に帰って調べてみたところ、あまりはっきりしなかったが blood に熱が加わることで表面が青みを帯びることが理由のようだった。こういう話を時々入れることができる授業作りをしたい。


 次に地元のM先生によるお話。現中学生が勉強する語彙数の変化は驚くべきものだった。そういえば、去年の夏に他県の先生から来年度の混乱について聞いたことがあった。学習指導要領の狭間で生徒たちが不利益を被らないよう、彼らが入学してきた時に対処していこうと思った。話の中で「英語での授業」について言及されていた。でも実際は「英語での授業」を行う方法や頻度などを教師が個人で決められないのが問題となっている。今のところ県レベルの研修会では、かなりの圧力で「英語で授業をすること」がくり返されている。さて4月から実際にどうなっていくのでしょうか。


 次のT先生の話では私も大好きなフロリダのディズニーワールド&NASAの話から始まった。また外国に行きたいなぁ。最後に学習支援の必要な生徒について話があった。私自身も知識の不足で不必要な苦労をした(させた)経験があったので、このような話題が一般的にされるようになることはとても大切だと思っている。その後昼食時に参加者の先生たちと話していて気付いたことだが、小中での学習支援が必要な生徒は6%とのことだったが、高校になると特定の学校に集まることも多いので、1クラスあたりの率はとても高くなっている。1クラスに1,2名の生徒がいる場合と10名もいる場合では対応が違うはずだ。今その問題を抱えている学校、クラスは絶対にあると思う。もうひとつ思ったことが、高校での支援は実社会でまわりの人とうまくやっていくための訓練というか準備も含める必要があるということだ。教師の役割は勉強の理解を助けていくだけでは足りないのかもしれない、と思わされた。


 午後のM先生は中学校での指導を中心にお話された。中高では1レッスンに扱う英語の量も違うので、そのまま授業に使えるというものではないのだが、その根底にある信念に大変共感を覚えた。それは「全員が参加できる活動を設定する」というものだった。高校での英語授業で最も変えていくべきことは、生徒が授業に「参加」することだと思っている。M先生の話を聞いて、私もまた頑張ろうと思った。


 達セミには初任者の頃から助けてもらっている。これからもWhat I can do for tatsusemi を考えていこうと思う。