can-do list って今どうなってるの?

 研究授業に伴う英語科指導主事訪問があった。研究協議ではムリを言って、can-do listと「英語で行う授業」について質問をさせていただいた。これまでは指導主事のお話を黙って聞くことが多かったが、だんだん指導主事と年齢も近くなってきたためか、いろいろとこちらから聞くことも増えてきた。(あつかましくなってきたってこと?)


 can-doについては「実際の活用事例があれば教えてほしい」とお願いしてあった。しかし、実のところしっかりcan-doを運用している高校は見つからなかったようだ。一部の生徒で実施しているケースはあるが、学年全体で使っている例はないとのこと。can-do listは今年度末には各校で作成して県に提出しなければいけないので、この3月に実は作ってみた。作ってみて思ったのが、評価方法がなければ運用がとても難しい、ということだ。到達目標はいくらでも作れるが、さてそれをどう評価するのか考えてみると、かなり漠然とした内容なだけに難しい。そのため、実際に運用している学校の例を聞きたかったんだけど。


 さらに、国レベルでcan-doを作る動きがあるのではないか、であればそれができるまで待っていた方がいいのではないでしょうか?と聞いてみた。国で作ると現場では使われなくなる可能性があるので、各校で作らせているのでは?という話もあったりしたが、とにかく国もcan-doについては迷走している様子だ。それでも現場に強制的に作らせて実験をさせて、その様子を国の検討会で吸い上げていくつもりみたい。う〜ん、私たちとっても忙しいんですけどねぇ。よっぽどヒマをもてあましていると思っているのでしょうか・・・・・。


 日本語使用については「必要に応じて日本語使用も可、と解説にも載っていますので、すべて(日本語じゃなくって)英語である必要はないですよ。」とのお言葉を頂いた。ほ・ん・と・うですね!!!!


 少し気になったのが「日本は英語教育にお金を使っているのに成果が出ていない国」だそうだ。世界の中では英語教育にお金を使っている国なのかなぁ・・・・・。かなり意外だ。


 明日は一日教材作成に充てられる、とても珍しい日。あ、達セミの資料も作らなきゃ。