Open school & TOEIC workshop

今日はコメントをお休みして、この週末にあったことを書きます。


 先週の土曜日はオープンスクールが勤務校で行われ、私も10分×6回の体験授業を担当しました。授業の内容はいろいろと悩みましたが、まず本校で行っている授業の一部を体験してもらうことを決め、さらに来てくれた中学生が今後の英語学習に役立てる内容にしようと思いました。

 そうなると、やることはおのずと授業の帯活動として行っている語彙指導になりました。これは昨年から1、2年の全パートで実施しているもので、ちょうど昨年度末に指導とその結果についてレポートをまとめて発表していたので、その改善データも表で示すことができます。さらに、普段はただひたすら単語を書いて学習していると思われる中学生たちに、いろいろな練習方法を紹介したいと思いました。もっと自分にあった方法でラクに単語を身に付けて、英語をもっと好きになってくれればいいなぁと思いました。

 さて迎えた当日。まず数学の先生に雰囲気を柔らかくしてもらった後で、英語の番になりました。大体2、3校くらいの生徒が混ざっている集団でしたが、基本的に友達と一緒に来ているようなのでペア活動はほぼ問題なくできました。まず単語学習の方法について質問をしてみると、書いて覚える生徒が多いようでした。そこに中・高の英単語を10語提示して英語が言えるか●×チェック。その後発音練習を全員で行って、1分間覚えさせてからペアチェック。最後にCDより早く言えるか挑戦させて終了。みんな最初の●×チェックの時よりわかる単語が増えたみたいで、笑顔で授業を終えてくれました。初めて足を踏み入れる学校で受ける初めて会った先生の授業だったにも関わらず、みんな協力的で助かりました。これからの高校入試の勉強に少しでも役立つと良いなぁと思いつつ、できればしっかり勉強してうちの学校に入ってほしいと思いました。6回同じ内容は大変だったけど、楽しく授業に参加してくれたのであっと言う間でした。


 昨日はTOEICの教員を対象にしてワークショップに出かけてみました。40人ほどの参加者の中、ETSから派遣された講師の先生による英語のみによるワークショップが行われました。少しアメリカの大学院の講義を思わせる雰囲気だったで嬉しかったのですが、なかなかグループワークが盛り上がらず消化不良な感じでした。特に思ったことは、日本人は指示されたタスクをこなすことを一番優先しているなぁということでした。タスクを指示された通りにこなすことはとても大切ですが、なぜやるのか疑問に思うこともありメンバーに聞いてみたりもしたのですが、そこで議論は深まらず・・・・。タスクを通していろいろ話をしてみるのも面白いと思うのですが、やることをやったら沈黙というのも残念でした。

 そんなことも原因だったのか、講義が予定していた時間よりスムーズに進んでしまい、結局1時間も早く終わってしまいました。この日は、留学時の友人たちに偶然会うこともできたのでよかったのですが、なんとなくもったいない内容でした。