TK feedback 7 & 桃

 今日はキャリア教育の研修会に参加して一日中お話を聞いた。頑張ってみようと思う内容もあれば、う〜ん、どうなんだろうと思うこともあり・・・。英語教育のセミナーに参加してもいろいろと思うところがあるものだが、その場で感じたことなどを周りの参加者と話ができれば、もっと理解も深まるし参加している感が持てるような気がする。あ、授業も一緒かも。

 
 今日のコメントは、
“ペアワークがすごく良く機能していると感じました。大変参考になりました。”


 ペアワークが私の授業のかなめというか、そのものである。それを機能させるために、年度初めの4月の授業はある種の戦いのような感じになる。戦いと言っても険悪になるとか威圧的になるのではなく、ペアワークの意味や良さを語って聞かせながら、少しずつこちらの領域に引き寄せていく、「綱引き」かなぁ。


 もちろん、今回の模擬授業では、参加されたみなさんはとても協力的な生徒役をしていただけたので、とてもスムーズにペアワークが進んだ。普段の授業では4,5月を乗り切るとやっとスムーズに流れ始める。そのきっかけはおそらく、私の話というよりはむしろペアで取り組んだ方がより理解が進んで、その結果テストの出来が良くなることを実感するからだと思う。ペアで学ぶことで学習そのものに興味が持てるようになることに生徒自身が気づく瞬間があり、それがじわじわとクラス全体に広がって、最終的には全体がペア学習にしっかり取り組む学習集団になっていく。ま、あくまでも「たぶんそうだろう」と私が思っているだけなんだけど。


 ということは、ペアワークは教師が信念を持って粘り強く生徒に取り組ませ、さらに生徒がその良さを実感できるようにすれば、他の学校でも機能するのかもしれない。


 うちの地域では桃がたくさん採れる。産地ならではの「硬い桃」を研修の帰りがけに買って帰る。私が夏が来たと思うのは、スイカよりこの硬い桃です。;)