授業再開

 定期試験があけて、久しぶりの授業。2時間続きのWritingは、まず試験の模範解答を全体で作らせながら、今イチだったところの復習をさせた。特に過去形と過去完了を混ぜる問題が若干弱かった。でも設問が親切すぎて、実際のところは過去完了を入れればどれも正解になってしまう。上パートの生徒のためにも次回からは応用問題も入れてもらおう。


 2コマ目は、いよいよWriting Projectのスタートとなった。内容は旅行会社の社員として冬休みの旅行にお勧めの場所をプレゼンする、というもの。写真を使って効果的にプレゼンをして、全員で、行きたいか行きたくないかをジャッジする。6割以上の票が入れば高得点になる。もちろん個人個人の発表も評価し、定期試験に入れる。普段3パートで行っているWritingだが、当日は全パート合同で発表することにした。意外にのりの良いBパートのほうが最優秀賞を取るような気がする。実際、今日の最初のタスクである旅行会社の名前を考える部分で、ほとんどの生徒がぎこちない雰囲気。何分も黙り込むグループもいて大変だった。なるべく手を貸さないように我慢して見守ることにしてみたら、すこーしずつ話し始めていた。前途多難だが、これからの協同作業を通して打ち解けてくれるといいなぁと思っている。ちなみに当日はチームワーク賞もあげる予定。でもこのクラスでそれをあげられるグループができるだろうか・・・・


 英語Ⅱの20人クラスも、模範解答作りを通して指示語が示すものを探す訓練。その後、英語Ⅱのプレゼンテーションの準備に入った。こちらは教科書の本文を、あらかじめ作ってあるポスターを使いながら発表するものだ。昨年も同じような形で発表させたことがあり、説明を始めると「あぁ、あれか」という感じだった。前回は本文の暗記が目的のひとつだったが、今回は暗記は強要せず、より自然で聞いていて楽しい発表になるように練習させることを目的とした。暗記させると、文を思い出すことに精一杯で、まず目線が定まらなくなり、ジェスチャーどころではなくなる。それになんといっても棒読みでつまらない!ということで、とにかく気持ちを英文に乗せて語ってほしいと考えた。これから3時間の練習をして、本番に臨む。今月で日本を去るALTへの最後の発表になる。


 教科書選定ではいろいろ思うところがあったが、結局全て私がお勧めした教科書に決まった。もっとやり取りがあっても良かったのになぁと思う。協力的っていうのとはちょっと違う・・・。