会話の授業フォーマット

 週明け1コマ目は英語ⅠのT.T.。インターハイなどでこの週末、かなり大変だったみたいでお疲れの様子。でもしっかり発音に気をつけながらフレーズ練習などに取り組んでいた。最近の会話の授業では、次のような流れで授業を作ってもらっている。


 まずターゲットフレーズを日本語訳が裏面に印刷されたカードにしておく。ALTはまず日本語を生徒に見せてから英語を見せて生徒にリピートさせる。すべてのフレーズを練習させたら今度はランダムにカードを選び日→英で言わせる。ある程度練習したらワークシートを配布して、フレーズの日→英マッチングまたは英文の穴埋めをさせてさらに定着を図る。答えの確認をハンコポイントで行い、次にそのフレーズを使った会話のリスニングを行う。そのリスニングがそのまま次のペアインタビューの台本になる。最後にペアインタビューで分かったことをexample paragraph を参考にしながら英文を書いてまとめる。提出させてALTにチェックを直してもらったものを返却して自分のライティングを見直して次の内容へ移る。


 こんな流れで行っている。とにかくターゲットフレーズをいろいろな課題を通して練習させて使わせることを主眼としている。授業の終わりにはフレーズを覚えてしまうといいなぁと思っている。


 昼休みにスピーチの校内選考に出る生徒2名の指導。1人は発音は良いのだがアピール感が足りない。もう1人はアピールはとっても上手なのだが発音が少しぎこちない。みんないろいろ個性があるから面白いんだけど・・・。発音はいくらでも指導できるが、人に訴えかけるようなスピーチの仕方をさせるのは本当にむずかしい。おとなしい生徒にどういう指導をすれば、ひとつ上の段階に登らせてやることができるのだろうか・・・・。困った!


 午後は3年生の英検クラス。単語テストのあと、並べ替え問題のページに進む。でも解説に載っていることをいちいち話していても仕方が無いので、解法のポイントの見つけ方をいくつかの問題を使って一緒にやってみた。生徒も解説書の見方が分かったようなので、ここからは個人的に進めさせることにした。9月の英検の申込書を書かせて、最後に次の定期試験に向けての対策マラソンを発表して終了。生徒たちは「大変だけど、とにかくこれをやればいいんだからがんばろう!」と前向きにとらえてくれているみたい。