発問いろいろ

 昨日は一日中研修でくたくたになった。話を聞き続けるのって何もしていないのに疲れる・・・。講師が2人とも話の上手な方だったのがせめてもの救いだった。件のレポートは、昼休みの30分に指導主事が目を通しただけだった。かなりの力作もあったのに・・・・。


 今日の授業は英語Ⅰから。単語練習のあと、いよいよ教科書本文の読解を行った。私のやり方に慣れてもらうため今日は少しゆっくりめにしてみた。適宜英問英答を入れて、今後の英語での授業への耐性作りをしておいた。今回の本文読解では、あえて国語的な読みを入れてみた。つまり表面的な情報収集だけでなく、なぜこの表現がここで使われているのか、といった問いかけをしてみた。この部分はさすがに日本語での問いかけ+日本語での回答になった。それでも苦戦する生徒たちもいたが、そんな生徒たちも情報を探す英問では積極的に答えていた。


 読みっていろいろな方法があるし、その方法によっては得意不得意があると思う。他の生徒の回答を聞いて気づいたり自分の得意分野で頑張ってみたりするためには、1時間の授業内で様々な形式の発問が必要な気がする。今日は生徒それぞれの個性が見えた。


 ライティングの授業では単語テストの後、すぐに答えあわせをせずにペアで完璧な答案を作らせる活動をしてみた。パーフェクトだったらポイントになるので協力して答案作りを行っていた。良い頃合いでヒントを言うと、すごい集中力で聞いている。答えを言わないようにしながら英文作成のポイントを説明していくのが楽しい。そして模範解答の配布。私の読みが甘く、フォローしなかった部分で全員が脱落・・・。もっと机間巡視をしておけばよかった!次に活かします。


 午後は英語ⅡでT.T.。昨日の自習課題にしっかり取り組んでいたとの報告を受けていたので一安心。今日は道案内と会話のテストの予告。道案内のレッスンは去年私が案を出して2クラスのみ実験的に行ったものだが、面白いことに今日のクラスでもstraightの発音で躓く生徒がいた。なぜかストゥリートになってしまう。意味が処理できていないのか言いにくいのか・・・・。私には思いつかないポイントだった。発音チェック後、全生徒の発音を確認し、ペアで道案内。うまくその場所に導けると、とても喜んでいた。先週の台湾の高校生との交流では、「英語が通じた時に本当にうれしかった」「英語って本当に使えるんだと実感した」と感想を書いてくれたが、日本人のクラスメート同士であっても「英語が通じる」嬉しさを感じさせることができるんだなぁと思った。


 放課後は教育課程の会議に代理出席。無事に英語表現Ⅰの1年次後半からの履修ができることになりました。その後ESSにて明日のCATV取材の準備。3年生とはあと1ヶ月でお別れだなぁ・・・。