総体明け

 総体明けの通常授業。生徒も教員も疲れた様子・・・・。そんな日はあまりじっと何かを聞くような授業は成り立たないだろうなぁと思って、いつもより多めにペアで行う活動を入れることにした。試験が近づいている貴重な1時間だったが、みんなそれぞれ頑張ってくれてよかった。

 1コマ目は英語Ⅱ。本文を通して読み終わったので、試験前恒例の音読テストのアナウンスとペア練習。さらに、本文の内容をまとめて表を完成させるタスク。このレッスンはいろいろな暦がその特徴とともに紹介されていて、読み終わった時点では分かったような分からないような様子だった。こうやって内容をまとめさせると読むポイントがはっきりするので、音読テストの練習の時も内容を整理しながら取り組んでくれそうだ。

 2コマ目は今年から始まった、2年商業系列の生徒対象の英語。商業科の先生からの、英語力を付けて就職を有利にさせたい、そしてそのためにも全商英語検定の1級を取らせたい、との依頼を受けて開講されることになったものだ。約90人の生徒を3パートに分けて、私は上位級を目指すパートを担当している。9月の検定までにとにかく彼らの語彙力とリスニング力をつけなければならない。そこで毎週単語練習およびテストを行うことにし、まず音で覚えてからパートナーと協力してテスのト合格を目指す方式にした。積極的に取り組んでくれている。また、毎回の宿題は予習ではなく授業で扱ったリスニング問題のディクテーションにしている。とにかく耳を鍛えるのは個人作業なので、授業では扱えない。各自が自分のペースに合わせて取り組むものなので、思い切って家庭学習として継続的にやらせることにした。今のところ凸凹しながらも順調な様子。

 3コマ目は英語Ⅰ。中学校英文法の整理を行っている。今日は過去の否定文、疑問文。予習させてきたノートを、彼らがグループ単語練習を行っている間にチェックおよび確認。ちらほら間違っている生徒もいたので、答え合わせの前にペアで完璧な答えを作らせてみることにした。パーフェクトはポイントだよ、というと俄然積極的に答えを訂正し始めた。でもやっぱり自分たちで見つけられないミスもあったようで、結局8ペア中1ペアのみがパーフェクトだった。その後、基本英文を使った暗唱テストについて説明&練習。暗唱できないものがあっても英語らしく読めれば得点できることを伝え、強弱をつけて読めるようにさせてみた。テストは再来週。どこまで精度を高められるかな?