再開です

 久しぶりの日誌。前回のエントリーの日から実に多くのことがあったし、今後も覚えておいたほうがいいこともいっぱいあったのに、まったく時間をとれず今日に至ってしまった。まあ、再開することに意義があるだろうと思うから、遅ればせながら2012年の授業日誌スタートです。

 まず授業と関係ないことから。3月の最終週に仙台に帰り、2日間震災復興のボランティアに行ってきた。まだ瓦礫作業が進んでいない場所もあり、今回はそんな場所に行って慣れないながらも瓦礫の撤去作業をしてきた。瓦礫と呼んでいるけど、生活のあとが満載で心が苦しくなる。次の日はワカメ養殖の方の作業場で仕分け作業。繁忙期には人を雇っていたが、震災以降は余震が怖いとのことで人が集まらなくなったそうだ。スーパーで売っているワカメがどんな風に加工されて市場に出ているのか知ることができたし、これからもワカメを買うなどいろいろな支援を続けていきたいと思った。

 今日の授業は、総体のため2コマのみ。Writingの生徒を2パートに分けて、1時間英会話+1時間paragraph writingで行った。Writingはいろいろ迷った末、好きな季節について書かせることにした。

 まず、いつものメンバーとはだいぶ違っているので、ice breakingから始めた。英語のみを使って、誕生日順に並ぶ、というものだ。日本語ダメ、ジェスチャ−もダメ、と伝えて始める。自分からまったく声を出そうとしない生徒もいれば、積極的に声をかけて仕切ってくれる生徒もいた。最後に出席確認も兼ねて、自己紹介として名前と誕生日を1人ずつ言わせて終了。さすがにやり直しはありませんでした。

 次に好きな季節とその理由について各自日本語で書かせる。そして同じ季節を選んだ生徒同士でグループを作らせてさらに2つの理由を追加させる。そして最終的に最もよい理由を3つ選ばせた。ここでいきなり英語を書かせず、J2を作らせる作業を体験してもらった。J2とは、英語に直しやすい日本語に書き直すこと。抽象的な内容を書こうとしている生徒は苦戦することもあったが、全員J2を作って英作文の準備を終えた。パラグラフを作る上で必要な内容を紹介し、Writingスタート。机間巡視をしていると、特に女子に多く見られたが、ラインからかなり浮いたところに英文を書いている。改めて、ラインは英文を乗せる台だからしっかり乗せてね、と伝えた。中学1年ではそうスタートしているだろうに、徐々に自分ルールになっていっている。さらに、1文ずつ行を変える生徒も必ずいる。英文の内容というより、そういったbasicなところについて声をかけてまわっているうちに授業終了。今日は英文を書き上げることより、idea generationとJ2の作りかたを体験してもらうことが主眼となった。

 その後、ESSで今週末にせまった国際イベントの打ち合わせと練習。サポートメンバーとしてボランティアをするのだが、その合間に英語で参加者にインタビューさせることにしている。後日その内容をまとめて、学園祭でポスター展示を行う予定。4月からずっと準備を続けてきた。まず聞きたい質問を考えさせ英文にする。ALTのチェックを受けてから発音練習。やり取りで使う相槌なども練習させた。最後に私たちと模擬インタビューをさせた。おそらく返答の英語をその場で理解することは難しいだろう、でもなるべく自然なやり取りができるくらいにはなったように思う。天気が心配だが、土曜日は大丈夫そうだ・・・。