Presentation本番!

 1年の2クラスは共にPresentation本番だった。まず気持ちの準備をさせるために、個人またはグループで練習させた。まずは声を出すところから始めないと彼らの発表はまるでささやいているようなものになってしまう。1クラス目は全クラスを通しての最初の実施だったので時間配分が心配だった。そのため、あまりこの練習の時間を有効に使わせてあげられなかった。「グループで相談して練習しよう」と投げかけたが、発声練習までは至らなかったようだ。発表はどのグループも小さな声で終始してしまった。今回は模擬発表なども入れて準備を充実させたつもりだったのに、まだまだ足りなかったようだ。残念。

 しかしもうひとつのクラスは同じように練習時間を設けたにも関わらず、ほぼ全員がはっきりした声で発表した。このクラスの持つ雰囲気に助けられたような気がする。また、いろいろ発表の仕方を工夫した様子が見られて面白かった。スライドに時々目線を動かして聞いている人に注意を促したり、最後は全員で整列して挨拶をしたり。また暗記が完璧ではない生徒の中でも、うまく紙を見ながら表現に力を入れていた生徒もいた。かえってジャッジとしっかり目を合わせてスマイルしてみせる余裕さえあった。発表において暗記は絶対に必要なことではないかもしれない。それより原稿を上手に見ながら発表できるようになったほうが現実的かもしれない。でも教科書本文を頭に入れてほしいとも思っているので、やはり暗記はさせたい。悩んだ末、暗記点と表現点を同点にすることにした。そのためか、暗記がいまいちでも表現を頑張ってみようと考える生徒が出てくれた。

 最後に自分の発表について良い点悪かった点を挙げさせて振り返りを書かせた。今年度は計4回の暗唱テストを行ったが、「段々上達している」と実感できている生徒もいた。私も彼らの成長を見ることができて良かったと思う。暗唱テストは実施するのに手間がかかるが、生徒も教師も成長具合をより感じられるので実施を継続していきたい。もちろん、私の反省点も踏まえてより効果的な事前指導をしていきたい。

英語Ⅱ1コマを終えて授業終了。昨日のノロウィルス発生から一夜。周囲でも具合の悪い生徒が出ているようだ。みんな早く元気になって学校に来てほしい。