濃い一日

 英語Ⅰの2クラスは章末の文法問題を発問を繰り返しながら全員で解かせる。予習として自力で解いてこさせるが、実際に答えさせるときはヒントを出してペアで正答を考えさせてから、答えさせる。答えを導きだす手順を体験させるためにも、時間は2割ほど多くかかるが、続けていきたいやり方だ。その後、来週予定されている最後の暗唱テストの準備を始めさせた。今回の暗唱は、なんとかグループで協力して取り組ませるように企画してみた。

 具体的には、4人グループで教科書の指定された部分を分担して覚える。ただ分担しても協同作業は期待できないので、パワーポイントのスライドを他のメンバーに操作させることにした。スライドはこちらで作成したものを使うので、生徒はどこで次のスライドにするか、内容をみんなで考えて決定しなければならない。また、スライド操作の練習がスムーズに行われるように、前もって担当箇所を練習してこなければならない。1人で覚えて1人で発表する形式より、多少責任感を持って取り組んでくれるかなぁと期待している。

 暗唱はテストなので評価に加わる。しかし、そんな事実は彼らにとって有用な動機付けにはならない。むしろ、他の人に迷惑をかけないように、彼らは頑張る。これまでの暗唱は、やる子はやるがやる気の無い生徒はやっつけで終了、というパターンだった。最後の“なんちゃって”プレゼンテーション。うまく行くかな???

 英語Ⅱは、かなーり骨太の本文を和訳を頼りに読み進める。和訳があっても、抽象度の高い内容には読解作業が必要になる。なんとか1パートを終えて、内容理解問題を解かせると、あまり深くない内容の問いではあったが、ほぼ全員正しい答えを見つけることができた。彼らも達成感を感じて終わることができたようだ。