課題を使って

 3年は動名詞を解説しテスト。2時間目でペアライティングの書き直し。「もっと書きなさい。」を言っても途方にくれる生徒も多い。ヒントをいくつか話しても、それぞれのペアにあてはまることが微妙に違っているのでもどかしい。こういう時、カンファレンスができればいいのになぁ。時間配分をうまくできれば授業内でできるのだが。20ペアを実質1人で見るのってかなり大変。ALTと分担できない部分も多い。

 1年の落ち着かないクラスはとにかく、「すぐ目の前にやればできる課題をぶら下げておく」方式で授業を展開する。まわりがどんどん次の課題に取り組み始めると、やる気のない生徒も少しあせるようだ。さらに「終わった人だけがもらえるプリント」を作ると、もらわないとまずいと思うらしい。これまた頑張って課題をこなすようになる。細かなフォローができにくいのが欠点ではあるが、座学よりよっぽど一生懸命に学習(課題?)に取り組む。ただ、その課題が学習につながっているように、ただの作業にならないように、工夫しないと危険ではある。

 午後の1年のクラスは落ち着いて授業に取り組んでくれる。ペアでの学習も効果的に行われているので、一人で勉強するより学習効果も高いのではないだろうか、と思わせてくれる場面も多い。生徒同士の気づきやフォローは、教員によるそれよりも印象に残りやすい。もちろん、各ペアが良好な関係を作っていることが大前提ではある。

 放課後は、来週にせまった県スピーチコンテストに出る生徒の指導。お話の暗唱なのだが、表情や英語のトーンで表現しきれないでいる。そのため、どちらかというと演技指導な感じになる。殻を破らせるにはどんな方法があるのだろうか。演技指導はまだまだ続く。