TK関東支部第7回勉強会にて

やっと関東支部の勉強会に参加することができた。ここからだと会場まで2時間かかるので、2時間の勉強会に参加するには少し無理があった。しかし今回は初の試みで1日の開催となった。計7名の高校の先生による実践発表があり、そのどれもが示唆に富む素晴らしいものだった。さっそく夏休み中に新しいレッスンプランを考えよう。その中で、ひとつ気づかされたことがあったので忘れないために書いておこうと思う。

 八王子東の石崎先生による講義で紹介された長文の中からTopic sentence, supporting sentencesを見つけさせる公式はとっつきやすくて有用だと思った。しかし、このような読解と同時に、実際に書く作業を通して英語での文構成の特徴を体感させることも必要ではないだろうか。実際、この文構成は読みの技術というよりは、書く技術としてまず必要なスキルなのではないだろうか。読みにばかり頼るのではなく、両輪として指導すれば、より実際に即したものにできるように感じた。そもそもライティングの授業が和文英訳のみで終わってしまうことが原因ではないだろうか。

 そこでライティングでは4月からすぐにまとまった量を書き始めさせるべきだと思う。添削する時間がない、と言われることもあるが、そもそも添削って絶対に必要なのだろうか。「間違ったものをそのまま返せない」という考えについては、たとえば1学期はとにかく書かせて提出させる。量だけ見て返却、または預かっておく。2学期以降でもう一度その英文を見直させて、再提出させる。そこで添削をするのはどうだろうか。なるべく多くの英語を書かせるためには、「2学期から」とか、「たま〜に」とか書かせるより日常的に書かせてみるのも一案ではないだろうか。

 話を聞きに行かなきゃ気付ないし考えつかないので、懇親会の場も含めてとてもよい機会になりました。運営の先生方には感謝したいです。