対面音読

 3年の授業では予定していた内容まで到達できず・・・。Topic writingをやらせたかったが、結局時間切れ。家でやらせたいところだが、誰かに手伝ってもらったりするのを防ぐためどうしても授業内で行うことになってしまう。評価に入れるとなるとそうせざるを得ないと思っているのだがどうかな。

 1年では1クラスがレッスン後半にやっと入ることができた。Listeningの練習を経てDictationへ。Differenceとdifferentの違いに気づける生徒と混ざってしまっている生徒がいる。品詞の概念を育てるには別に活動をさせるしかないのかな。次のコマは同じ1年だが、中下位の生徒のグループ。上位グループではあっという間に終わったタスクにとても時間がかかり、1時間多く配当することになってしまった。早く終わらせることより着実に理解させることを大事にしたい。もちろんテンポよく!

 このクラスである発見があった。本文の日本語→英語をペアで読み上げる活動をしようとした時、たまたまプリントを忘れた生徒がいた。この日本語訳は左ページに、対応する英文は右ページに印刷されてある。パートナーとシェアするよう言ったところ、目の高さに上げてひとりには左ページ、もうひとりには右ページが見えるようにして読み始めた。おもしろい!これだとお互いが向かい合うようになるし、声もよく出るようになる。そこで全員に同じようにやらせてみた。わざと低い位置に紙を持って読ませるペアもあったり、少し位置が遠いので目を近づけて一生懸命読むペアもあり、みんないつも以上に集中してできていた。彼らの発想からいいアイディアを教えてもらった。

 2年では、やっと次のレッスンに入った。いつもいきなり読み始めるのではなく、まず最初に全文読む経験をさせたいと思っている。前回はScanningをさせてみたが、今回は話も長いので挿絵とのマッチングをさせてみた。物語なので、話の流れをおおまかに頭に入れてほしかったし、またマッチングにするとただ全文読むよりも気楽に挑戦できるようだった。分かりづらい絵もあったが、早いグループは5分以内で全部できた。他のグループがてこずっているようだったので、最初に終わったグループにはヘルプにまわってもらった。うまくヒントを出してくれたようで、それぞれのグループで正答が出せた。最後までしっかり読み通したわけではないが、750語の英文に対して積極的な態度で臨めた様子がうかがえた。