「質問に答えるということ」から思ったこと

 今日は授業1コマのみ。1年生のテスト返却。いつも最後の10分で返すのだが、特によくできていたクラスの返却だったので彼らの反応が楽しみだった。テスト前に、「高校ではがんばり次第で、これまでとったことがないいい点数を取ることができる。中学校のときにどうしても勝てなかった子はもう他の学校にいるんだから!」と励ましたが、彼らの反応を見ると実感してくれたようだった。次回から高校の内容に入る。この前向きな気持ちを忘れずに英語学習を続けてほしい。

 anfieldroadさんの“英語教育2.0”の「質問に答えるということ」を読んで思ったこと。テスト前に、ある先生のもとへ多くの生徒が質問に訪れていた。一生懸命に質問に答えて、さらにはプリントも渡している様子に、最初はがんばっているなぁと思っていたが、途中でふと疑問に思った。なぜ授業でこれが行われないのだろう。また、質問に来た生徒以外の生徒に対して公平なことなのだろうか?

 「質問に答える」とは一見ほほえましい様子に見えるが、実は普段の授業の不備を現しているのではないだろうか。「質問のでない授業をする」(少なくともテスト直前に)が目指すべき授業かもしれない。それにしても、質問に答えて放課後何時間も残っているその先生は嬉しそうだったなぁ。