久しぶりの授業と仙台の様子

 1週間ぶりの授業。生徒もGW明けで調子が出ない様子だったが、無理にでも英語モードに切り替えさせて授業スタート。勢いでなんとかした一日だった。3年生の授業では久しぶりにALTも戻ってきてT.T.となった。とはいえ、文法中心のライティング授業での彼の立ち位置がいまだに見えない。今後、新カリキュラムになればもっとALTの活用法を考えなければならなくなるのだろう。いち早く、試行錯誤を始めることとなった。今のところ、4時間に一度のライティングレッスンで活躍してもらう予定である。


 1年生の授業では、消えてしまっただろう「主語と動詞の形の関係」をもう一度おさらいするところから始めた。この学校の生徒の特徴としては、授業が始まってから英語モードに切り替わるのに時間がかかることだと思う。一日に6種類の授業が連続して行われるが、授業が始まるたびに頭をその教科に切り替える必要がある。それが早い生徒もいるが、なかなか前の授業や休み時間を引きずってしまう生徒も多くいる。何も手を打たずに英語の授業を始めると、下手すれば最初の15分くらいぼんやりしてしまって何も入らないこともある。気持ちの切り替えをうまく促してやる工夫が必要だと思う。


 さて、震災後初めての帰仙。家や両親の無事を確認しほっとしたが、海沿いの町の様子に衝撃を受けた。2ヶ月が経とうとしているのにまだ車や家の残骸が立ち並んでいる。去年泳ぎに行った浜辺に並んでいた住宅はまったく残っていなかった。遠くの道まですっかり見通すことができる。瓦礫と一概に言うが、そこには、やかんや皿といった生活用品やぬいぐるみ、写真などが転がっている。元通りになるにはまだまだ時間がかかる。しっかり働いてもっともっと支援をしていこうと思う。