2度目の水曜日

 なんとか4時間連続、計5コマの水曜日に慣れてきた。3年生の授業では教科書のダイアログを使ったリスニング練習。例文解説および音読を経て問題演習。せっかく英語表現を頭に入れても、穴埋め問題の解き方やそのコツが分からないと正答につながらない。解説をしつつ問題を解く上で必要な情報の見分け方も入れていく。基本的に熱心な生徒が多いが、気を許すと寝に入る生徒も数名いる。ある意味、彼らが私の解説時間のバロメーターとなっている。彼らに分かりやすく、なおかつ簡潔にできる解説を目指したい。と、その生徒に話すと、彼も責任を感じるのか後半はがんばってくれた。
 1年生の授業では相変わらず主語と動詞のマッチングを続けている。be動詞の現在から始まり過去形、3単現のs, have/hasと広げてみた。単数の主語に対する動詞の形に、ある共通性を見つけてもらえばいいなぁと思ってそれらの動詞を横一列に並ぶように板書した。その後はペアで弾丸トレーニング。試行錯誤の生徒もいるだろうけど、間違いを繰り返してルールを確立してほしい。

 2年生の英語?では、やっと本文理解がスタートした。1文1文をじっくり、というよりそれぞれの文から必要な情報を見つけ出して、それをつなぎ合わせることで全体把握をする形式で行っている。内容理解の答えは全部プリントにして配布し各自答え合わせをさせる。答えを回収したあと、読解用プリントを使ってQ&A。たまに英問も交えて行ってみた。ゆくゆくは英語のみで質問し、生徒は英語で答える形式にしていきたい。5分短縮授業のため、ちょっと駆け足だったが、Part 1の1回目の読解は1時間で終了した。以前、私の授業を見た先生が「あんなにざっとでいいんですか?」と驚いていたことがあった。この後の音読などの活動を通して何回も同じ英文を読むことによって、理解を深めていく計画なので、1度で全部分からせなくてもいいと考えている。じっくりゆっくりのペースでは集中力も持たないし読むスピードを上げるという観点でも逆効果になりえる。「ざっと読む」経験を繰り返して理解できていない穴を少しずつ埋めていくのが、私の授業で目指す読解かな。