離任式

 初めて離任式で挨拶をしたのが今から7年前で、どんな風に話をしたらいいか分からなくて困った。毎年、いい話をするなぁと思う先生もいてすごいなぁと思うのだが、特にネタを集めておくとか工夫をしないのでこういうとき困ってしまう。散々考えて、地元の話と英語の勉強について話すことにした。


 淡々と話せたらいいなと思っていたのに少し声がふるえてしまった。修行が足りないな。あ、冬に戻ったかのような気温で体育館がとっても寒かったことも原因だと思うけど。


 副担任をしているクラスの生徒や副顧問をしている部の生徒たちとお別れをしたあと、正面ロータリーでお見送りの会。多くの生徒が寒い中、異動する先生たちを待っていてくれた。去年教えた生徒たちも何人も声をかけてくれたし、今年教えた子たちからは、急遽苦労して集めただろうメッセージをいくつももらった。部活動に一生懸命取り組んだ先生たちにとって、今日は一番のねぎらいの日だろう。私は授業で関わった生徒たちからの言葉が一番のプレゼントだった。みんなありがとう。授業でも言ったけど、次の先生を信じてさらなる成長をしてください。