中学校英文法の復習問題集

今日は球技大会で授業がないので、中学校英文法の復習問題集について少し書きたいと思います。

実はある先生からメールを頂きそこで問題集について回答したので、そちらを転載します。


 中学校英文法のドリルですが、Ambitiousはかなりユニークな問題集ですので使われる際はいろいろと工夫しないと大変だと思います。と言いますのも、Ambitiousはもし中学校英文法の復習の授業があったら、そこで教師がしゃべるだろう内容を文字に起こして書いてある、といった具合です。ですから、言いたいことや使いたい例はすでに本に書いてあるので、教師があまりしゃべりすぎると解説が重複してしまうことになります。つまり、自学のための本という位置づけと考えられます。


 そこで、私の授業では生徒自身が解説を読みながらポイントにマーカーで線を引き、そして問題を解いて丸付けもしてくるよう指示しました。授業では生徒にペアワークとしてそのポイントを使ってパートナーに解説させました。私は最後に机間巡視中に拾った疑問点やつっこみポイントをクラス全体に投げかけます。そして例文の音読・暗唱につなげる、といったことをしました。


もし、中学校英文法のドリルをお探しであれば、ご参考までの私のおすすめをあげておきました。

おすすめ 英文法ワークショップ 桐原書店 
→ 解説+パターンプラクティスがひとつになっているのが良い。ひとつ下の「英文法教室」でもいいかも。

まあまあ クリア!新発見高校英語入門 エスト出版、 Enjoy!ドリルで英文法 美誠社   
→ どちらも解説が少ないのが今イチだが、パターンプラクティスとしては良い。

SEED 英文法基礎ドリル 文英堂 

→ 説明がないのが難点。でも1ページで基本から部分英訳までできるのは良い。


 中学校英文法の復習問題集は解説ばかりでもダメだし、解説なしのパターンプラクティスでも不足だと思う。徹底練習も必要だが、中学校3年間の英語の授業で触れてきた英文の、規則性を確認したり整理することも高校1年生では必要なので、ただの機械的練習ではないものがいいと考えている。

 対象となる生徒によって違ってくるが、結構問題集選びって大切かも。