ペア活動の意義

 明日から球技大会のため、今日が今週最後の授業。連日の主要科目のみの特別時間割に、生徒はかなりきつさを感じているようだ。少しでも前向きに勉強に取り組めるように、ペア活動をうまく活かして授業していきたい。


 今日は、2年生で使う文法問題集を先取りして比較の応用編を解説した。聞くばかりでは集中できないので、要所要所で考える場面を作り、さらにパートナーと話し合うこともさせる。そうすると受身の聞き方ではなく、問題に答えるために解説を聞くようになる。また、ペアでの話し合いから聞こえてくる生徒の何気ないつぶやきが、思いがけない解説ポイントを教えてくれることもある。


 これがもし、し〜んとした授業であれば、私は生徒の知識や間違いポイントを予測しながら話すことになってしまう。ベテランの先生なら、そういったことは分かってしまうのだろうが、私は説明しているところが生徒にとって必要なところなのか、ポイントを外していないか心配である。だから、生徒には大いに疑問点を声に出してほしい。でもクラス全体に聞こえるように疑問を発してくれることはほとんどないので(恥ずかしいから)、ペアでのつぶやきが彼らにはちょうどいい。今日も意外なポイントを教えてくれた。