意味順

 今日は東京で田地野先生の意味順セミナーに参加してきました。前の学校では「中学英語まとめ期間」として文法の復習を高校1年の4月に1ヶ月かけて行っていました。そこで復習したそれぞれの文法項目のゴールとして、意味順を手掛かりに日本語の文を英文にしていくタスクをやらせていました。単語さえわかれば英文が作れるので、生徒は手ごたえを感じている様子でしたが、私の方が途中でギブアップしてしまいました。


 というのも、日本語の文を意味順に合うように加工するという、意味順を行う上で欠かせない最初の作業をやるのにとても時間がかかったからです。もちろん、この作業は生徒が自分で行うことに意味があると思うのですが、主語の脱落や主語と動詞の呼応とか、説明しきれない部分が多くて授業がストップしてしまっていました。今思えば、私が説明するのではなく生徒に任せてしまって、その過程でルールに気付いていくようにすればよかったのかもしれません。


 おそらく来年は1年生を担当できると思うので、進学校だけどやっぱり意味順を最初にやらせたいです。そのための教材や手順を考え直して、もう一度挑戦したいと思っています。最初は大変だけど、語順が身に付くことで後々の英作文の授業で不毛なエラーコレクションに追われることが減るのであれば、頑張れると思います。