被災

 大雪の影響で臨時休校が続き、なんと1週間ぶりに2時間カットで授業が実施された。未だに山のように積み上がった雪のせいで、学校に来るのも大変な状態だったが、それでも授業が実施できるほどには生徒が登校できた。学年末試験前の長期の休校だったので、範囲を変更するなど対応に追われたが、近隣の高校は学年末試験の日程そのものも変更するという事態に見舞われた。登下校時には教員が学校周辺に立って生徒の安全確保をするが、重機での雪かきのため臨時の通行止めになったりして右往左往・・・。



 陸の孤島状態だった数日前に比べれば、こうやっていつも通りの授業ができるのは本当にありがたいと感じる。ほんとに食料はまだしも灯油やプロパンガスのことが心配になるなんて思ってもみなかった。近所ではみんなリュックを背負って歩いて買い出しに行ったので、なんだか車がなくなってしまった異世界のようだった。今日も近所にボランティアセンターができていたり、災害派遣と書かれた自衛隊の車両を見ると、私の県は被災していたのだなと思った。とにかく、多くの方のご尽力でこうやって職場に来て授業ができることに感謝したい。


 ということで英語Ⅰの2クラスのみ。どちらも教科書の章末問題をペアで解答させる活動で、完璧な答案を作ったペアにポイントをあげることにした。適宜全体に向けたフォローを入れながら進めて、最後に正答を配布した。正解を見れば納得できる問題ばかりだったので、解説のリクエストはほとんどなかった。


 さて、来週だけで無事に試験範囲を終わらせることができるのでしょうか?