重い雰囲気が変わるとき

 英語Ⅰは電子辞書の使い方講座と新出語の発音確認。成句の探し方を全員に体験してもらった。ここまで辞書について触れてこなかったので、ある生徒なんかは買った時のまま、つまり箱のまま持ってきていた。まずは使わせてみないと始まらないんだなぁ。忘れた生徒にはパートナーを手伝うよう伝えて一緒に辞書を使わせた。意外な発見としては、見出し語のすぐ下に書いてある語源や語義なんかを、その語の意味だと勘違いしてしまう生徒が数名いることだった。このこともペアで活動のおかげで声に出してくれているため、すぐに発見できた。いくつか意味調べをさせたあとリストを配って発音の確認。試験が終わったばかりだというのに、すでに次の試験まで余裕がないことが判明している。2ヶ月弱あるはずなのだが、3単位のため時間数がそんなにない。そして発表が予定されていたり模擬試験対策をやらなければならなかったり、そしてレッスン自体が4パートもあったりして大変だ。


 英語Ⅱはなぜかクラスの雰囲気が重かった。最初の挨拶や単語の発音練習などいつもの半分くらいの元気しかなかった。声をかけてもあまり変わらずどうしたものかと思いながら授業を進めた。ここで教科書に載っていたいろいろな泳法の英語名を扱った。ふと思いついてジェスチャーゲームを入れた。要するに一人が泳ぐまねをして、片方がその英語名を答えるだけなんだけど。でもこれがとてもよいアイスブレーカーになってくれた。そこからの授業はいつもの雰囲気が戻り、最後まで楽しく前向きに活動に取り組んでくれた。なんだか分からない「重さ」ってある。


 午後の英文法クラスは試験の解き直しからスタート。生徒が間違った問題を簡単に集計しておいて、上位のものから解き直しをさせる。ペアで話しあいながら間違いに気づいていた。試験の返却を終えてペア替えをした。来週からも頑張って欲しい。


 放課後は暗唱コンテスト出場生徒への指導で2時間。4人ともとてもよい仕上がりになっている。もう本番が近いので、ここでどんなアドバイスをするか考えてしまう。どうしても細かいところが気になってしまいがちだが、ここからできることに絞るよう心がけた。本番に向けての心構えなどを話して今日の練習を終了した。あとは当日朝の練習を残すのみ。各自のベストな発表ができることが一番の目標だね。