新課程の科目

 本日第1回目の校内単語テスト。いやと言うほど授業で練習してきた単語なのでほぼ全員合格となった。学年で不合格者が10名を切った。今年もぜひ「合格して当たり前」という雰囲気を作っていきたい。


 1コマ目は試験前恒例の音読テスト。初めて受ける生徒もいて緊張した様子。不合格者は2名で再挑戦でめでたく終了。次回はもっと英語らしいリズムで読ませられるようにしていきたい。


 全商英検のクラスでは単語テストおよび問題をすすめる。単語テストは回を追うごとに結果が良くなってきている。最初はハードルが高く思えた語も多かったようだが、段々そのレベルに慣れてくるようだ。いつも楽しそうに授業を受けてくれる女子だけの授業だが、毎回楽しみである。


 英語Ⅰは試験範囲の文法問題の答え合わせ。全員宿題をやってきたのを確認して、解答の配布。その後間違った部分をペアで見せ合って、なぜ間違ったのか各自解説させた。4月から仲間になった彼らだが、男女のペアでも楽しそうに協力して取り組んでくれている。試験明けにパートナー変えをするのだが、ぜひこの1年間で20人全員と仲良くなってもらいたい。


 放課後に英語で会議を持ち、来年度の新課程の科目決めを行った。他の学校じゃ昨年のうちに決めているというのに悠長なことだ。結局、全員履修の科目は問題ないのだが、この学校の特徴として進学系列の生徒の科目がややこしくなる。この学校は1年次の後半に各系列ごとの科目がスタートする。そうなると、全員履修のコミュⅠ以外の科目を設定しなければならない。では英語表現Ⅰをやらせたい、となるとコミュⅠが終わっていないので履修できない、とのこと。なんで????コミュⅠがすべてのスタートになっていなければならないの?申し訳ないが、私には「英語表現」は「コミュⅠ」の発展形には見えない。なぜその順番にこだわるのかさっぱり分からない。


 最終的に、1年次の後半は「英会話」を履修させることになった。それも納得がいかないが仕方が無い。さらに、教科書もできていない「英語表現Ⅱ」を3年次で履修させることになった。普通高校では生徒のレベルに合った教科書がおそらくあると思うが、私の学校の生徒に対応した「英語表現Ⅱ」の教科書が果たしてできるのだろうか。判断材料が無い状態で決めなければならないなんて非効率極まりない、と思うのは私だけ?ガチガチに履修条件を決められると、かえって学校に合った科目を取れない状況になる。学校が好き放題にやり始めるのでは?という危機感からなのか分からないけど、ここまで高校が多様化してきた今、そのやり方が合わなくなってきているように思う。