試験前日

 英語Ⅱは恒例の音読テスト。とはいえ、今年から教える生徒ばかりの授業なので少々手間取ったところもあった。しかし、初めて音読テストを受ける生徒たちはかなり緊張しているらしく、手が震えている生徒もいた。それでも無事に全員合格。vの発音がやたら上手な生徒がいたり、普段おとなしい生徒がはきはきと音読していたり、一人ひとりと向き合える音読テストだからこそ知ることができた一面もあった。その後はテスト勉強のノート作り。「こんなに単語を見たり書いたりするの、オレ初めてだ!」とか「うちの担任、今度の英語のテストの結果を見て絶対驚くよ!」とか言いながらノート作りに集中している。思うに彼らのほとんどはテスト前に何か特別なことをしたことがないのかもしれない。よくて教科書を眺めてみるだけだったのかも・・・・。でもやる気がないわけではなく、ただ何をすればいいか分からずに放置していただけなのではないだろうか。今回テスト勉強の仕方を初めて体験した、ということになるのかもしれない。指示すれば素直に頑張ってくれる生徒たちなので、その良さを活かして学習させていきたい。


 もうひとつの英語Ⅱの授業では発音問題の解き方について解説した。案外生徒たちは発音問題ってどう解いたらいいのか分かっていない。問われているのが母音なら、その母音のみに焦点を当てて解くことが必要なのだが、ただなんとなく発音してみて感覚で解いている様子だった。せっかく正しく発音できるのだから、問題形式でこけないようにしてあげたい。


 昼休みは単語テストの追試。当日欠席した生徒も含めて16名で実施した。いつものメンバーではあるが、対象者の少なさを見て少し考えたようだ。だんだん語彙レベルが上がっていくが、ぜひ踏ん張ってもらいたい。私のクラスで「単語なんて授業であれだけ練習していれば自然とおぼえちゃうよ。」と言っている生徒もいた。いかに授業で主体的に練習に取り組ませるかで、定着率は変わるのだろう。


 本日最後の授業は全商英検クラス。単語練習の時間を5分与え、ペアで好きに練習させてみた。もともと仲が良い生徒たちなのでいろいろ工夫しながら練習していた。楽しそうでよかった。問題集のテスト範囲を終えて本日終了。あとは試験まで各自で頑張ってほしい。