先生

 英語Iの1コマ目はワークブックの解説と問題を使った練習。発音問題は特に解き方を示してやらないと何をどうしたらいいか分からないようだ。もうひとつはかのクラス。テスト対策のノート作りをやらせている。黙々と取り組む生徒がほとんどだが、数名何もやらずにボーっとしていたり話を始めたりする生徒もいる。テストができないと困るのは自分だと思うが、テスト前であっても勉強に取り組めない生徒もいる。あと2時間、とにかく目の前で勉強させてテスト準備をさせたい。

 英語IIは広告Presentation本番。まずはいつもやっている単語練習から始めて口の筋肉と緊張をほぐし、さらにグループで最終確認をさせる。そして発表前には、良い聞き手としてどのような表情で聞くのがよいか考えさせた。反応の良い、笑顔で聞いてくれる聞き手になろう、と投げかけて本番スタート。全員が昨日のリハーサルで指摘されたところを改善して発表してくれた。グループ発表だったのですばらしいチームワークを見せてくれたグループもあり、とても楽しかった。12月から取り組んでいたものを最後に満足のいく形で発表できたことは、彼らにとって大きなものだったようだ。3年生では英語は全員履修ではないので、彼らとはあと2時間でお別れ。明日は1人ずつと音読テスト。楽しみにしたい。

 放課後はESSの生徒が地域の取材に行った内容を英訳する作業を手伝った。ALTには本当にお世話になっているが、生徒が日本語で話しかけるのを許しているのはちょっと困った。日本語が分かっていても分からない振りをしてほしい。生徒の困った顔を見て譲歩してしまうようだ。そこで踏ん張るのが先生ってものなんだけど・・・・。

 って話を家人にしたら、「彼らを先生として募集してないんだよ、文科省は」と言われた。たしかにALT募集の際のやりとりについてALTに聞くと文化交流員として募集しているみたい。学校に赴任するといきなり先生扱いされて驚くってことがよくある。なんとかしてほしい。